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2006/02/26
普段の練習では、あまり経験しないものの、大会前のピットで突然100ボルトがストップ! 充電器から響くむなしいアラーム・・・GPカーではあまり見られませんが、EPカテゴリーでは結構見受けられる風景です。
夏は扇風機、冬は電気ポット、電気ヒーターを持ち込まれる方が多くなっていますので、サーキットで使用される電気の消費量はとても大きくなっています。
得にEPでは、バッテリーの容量も年を追うごとに増え、これに伴い安定化電源のアンペアも上がってきています。
ブレーカーがついていますから、配線が燃えるようなことはないものの、充電の途中で電源が落ちてしまうのは、やはり大問題といえます。
ケイチューンでも電動カテゴリーの全日本選手権を実施したとき、選手権時には特大の発電機がきますので問題はありませんが、大会直前の練習時には、特定のコンセントがおちることで、ご迷惑をおかけいたておりました。

どんなに使ってもびくともしないぐらいの容量を確保できればいいのでしょうが、コストと相談しなければならないので、試行錯誤?の結果、複数のコンセントに対し1つだったブレーカーを1コンセントに対し、1ブレーカーに変更しました。
配線に使用されているVVFケーブルも必要に応じ1.6φから2.0φに一部変更しています。
また、大元の引き込み直下の漏電ブレーカーも分割して、計測用の電源と分けることにより大会実施時のトラブルほ最小限にとどめるよう設備しなおしてあります。

配線を変更する前は、普段98ボルトでている計測ルームのコンセントが77ボルト?という有様でPCによっては電力不足で起動せずということもありました。

変更後は、トラブルもなく現在に至っていますが、この後も、使用形態にあわせて常に改善を心がけなければなりません。

仕事柄、関東地区RCサーキットにお邪魔する機会もありますが、やはりどこのサーキットも多かれ少なかれ、完璧な電源の確保は悩みの種と言えそうです。