ALLABOUTスパーク2 目次ページ

AMB計測ソフト-スパーク2、表技・裏技はいかがでしょうか?
ALL ABOUT スパーク 2!
6 アドミニストレーターとオペレーター - 2画面表示が便利です

 先にご紹介したように、1画面の構成だったスパーク1に対し、スパーク2ではアドミニストレーターとオペレーターの2画面の構成となっています。
 これは、レース計測中であっても、組み分け集計を可能とするためだと考えられます。
 

 アドミニスレーターとオペレーターは画面左下のアイコンをクリックして表示切替をすることが可能ですし、下の図のようにツールバーでクリックしてアクティブにすることが可能です。
 いままでの経験だと左下のアイコンでは全画面表示・複数画面表示で画面表示の切替が出来なくなる場合がありますのでツールバーを使用したほうが確実なようです。

 レースを計測をしている間に、次のヒートのスタート順とか前のクラスの集計を実施したいなーと感じたことのある人は多いのではないでしょうか?
 ローカルでマイクから計測まで一人でやっているときは別ですが、マイク担当がいて「レースはまかせた」という状況のときなど、集計画面にしてしまうとレースの進行ができないし・・・ヒートが終了してから集計したのでは、むだな時間がかかるし・・・ということで、そんな悩みにこたえてくれているのがスパーク2のアドミニストレーターとオペレーターの2画面表示なのです。
 ただ、14.1や15インチでしかも800ピクセルぐらいの表示ですと、せっかく2画面で立ち上がっても結局はどちらかのウィンドウを優先させるしかなく、これではいままでの状況と変わらないわけです、ではどうしたらよいのか?

 まず一番簡単なのは大画面で作業領域を広げて一つの画面に2つのウィンドゥを表示させてしまう方法です。
CAD等で使用する19とか21インチのディスプレイに2画面を表示させることは十分に可能です。
 ただ、この手のモニターは30kgぐらいありますし新品価格も十分に高いのでなかなか難しい面があります。

 次に2画面表示のビデオカードを搭載したマシンで2つの画面を同時に表示させそれぞれにアドミニストレーターとオペレーターを全画面表示させてしまおうということです。
 2画面であっても、このとき、起動しているパソコンは一台ですので、マウスのポインターも1つしか当然表示されませんが、領域が広がったという認識となりますので左右の画面を行ったりきたりできるようになります。
 また2つのウィンドウはそれぞれ全画面ではありますが、同時にアクティブになるわけではなく右か左のいずれかがアクティブな状態となります。
 スタート・フィニッシュをのぞき、レース中にオペレーターを操作するケースはショートカット等でのペナルティを科す場合ぐらいですので、進行は司会者にまかせてじっくりと作業を進めることができます。

 最後に、別のマシンをLANで接続しオペレーターでの計測データを、別ソフト=Rモニターで表示させてしまおうという方法です。
 この場合LANで接続できさえすれば、そんなに高スペックのマシンの必要はありませんが、表示させるマシンにRモニターをインストールしなければならないことと、ヒートがスタートするたびにオペレーターの電光掲示盤機能をリフレッシュしなければなりません。
 ただ、この方式であれば、極端な場合、オペレーターでのラップタイムの修正作業さえも選手に見られることなくスムースなレース運営が可能となります。
 また、場内で無線LANがつながる状況で、かつユーザが自分のPCにRモニターをインストール、設定が出来れば、自分のピットテーブルでレース状況をモニターすることが可能です。

 どの状況があなたのレース計測環境に一番ぴったりしますか・・・・?

<< 前へ ・ 次へ >>